【基本】平方根(中学3年)

次の文で、正しいものは何か?また、間違っているものは理由を答えよ。
① 36 の平方根は、+6 と -6 である。
② $ \sqrt{(-5)^2}=-5 $ である。
③ $ \sqrt{25}= \pm 5 $ である。
④ 4 は 16 の平方根である。
⑤ $ \sqrt{a^2}=a $ である。

解説

① 正しい。2乗すると36になるのが36の平方根。平方根はプラスとマイナスの2つの数が存在する。

② 間違い。$ \sqrt{(-5)^2}=\sqrt{25}=+5 $ よってマイナスは間違い。
$ \sqrt{a^2}=|a| $ のように絶対値記号をつけて覚えよ!

③ 間違い。$ \sqrt{25} $ というのは、25 の平方根を求めよと言っているわけではない。
25 の平方根は2つあり、$ \sqrt{25} $ と $ -\sqrt{25} $ である。
その片割れの $ \sqrt{25} $ をもっと簡単に表すと $ \sqrt{25}=5 $ となる。
$ \sqrt{25} $ というのは、ひとつの数であるということを認識せよ。

④ 正しい。より正確にいうと、16 の平方根は2つあり、その片方である。

⑤ 間違い。$a$ の値が負のとき、この等式は成り立たない。
仮に $ a=-2 $ とすると、$ \sqrt{a^2}=a $ は、$ \sqrt{(-2)^2}=\sqrt{4}=2\neq-2 $ である。成り立たないことがわかる。