鉛筆3本と消しゴム2個の代金の合計が500円、 鉛筆4本と消しゴム5個の代金の合計が830円であるとき、 鉛筆1本と消しゴム1個の値段をそれぞれ求めなさい。
(1)連立方程式を用いて解きなさい。
(2)小学算数までの範囲で解く方法を考えなさい。
鉛筆の1個の値段を$x$ 円、消しゴム1個の値段を$y$ 円とする。
「鉛筆3本と消しゴム2個の代金の合計が500円」を数式に翻訳すると、
$ 3x+2y=500 $ ・・・①
「鉛筆4本と消しゴム5個の代金の合計が830円」を数式に翻訳すると、
$ 4x+5y=830 $ ・・・②
①②の連立を解く。$x=120$,$y=70$ ∴ 鉛筆:120円 消しゴム:70円 ・・・(答)
「鉛筆3本と消しゴム2個の代金の合計が500円」であるので、数量を5倍した「鉛筆15本と消しゴム10個の代金の合計」は、2500円といえる。
次に、「鉛筆4本と消しゴム5個の代金の合計が830円」であるので、数量を2倍した「鉛筆8本と消しゴム10個の代金の合計」は、1660円となる。
消しゴムの個数がそろった。ということは、金額の差は、鉛筆の本数の差によって生まれている。 代金の合計の差は、2500-1660=840(円) 鉛筆の本数の差は、15-8=7(本) よって、鉛筆1本あたりの値段は、840÷7=120(円) ・・・(答)
「鉛筆3本と消しゴム2個の代金の合計が500円」より鉛筆3本の値段が120×3=360(円)だから、消しゴム2個は、500-360=140(円)。消しゴム1個の値段は70(円)・・・(答)
【解説】 消しゴムの個数を揃えるということは、連立方程式の係数を揃えることと同じであり、やっているのことの本質は同じである。