ある展覧会の入場料は、大人400円、子供250円である。 ある日の入場者数は248人で、入場料の合計金額は82400円であった。 入場者は大人、子供、それぞれ何人ですか?
(1)中学2年で習う連立方程式で解きなさい。
(2)小学算数までの範囲で解きなさい。(※ヒント:鶴亀算)
愛知県・公立高校(改題)
入場した大人の人数を $x$ 人、子供の人数を $y$ 人とする。
「入場者数は248人」だから、$ x+y=248 $ ・・・①
入場料が「大人400円、子供250円」で、「入場料の合計金額は82400円であった」ということから、
$ 400x+250y=82400 $ ・・・②
①、②の連立方程式を解く。代入法で解いてみよう。
①式より、$ 248-y $
これを②式に代入。
$ 400x+250(248-x)=82400 $
これを解くと、$ x=136 $ (人) ・・・(答)大人の人数
∴ $ y=248-136=112 $ (人) ・・・(答)子供の人数
鶴亀算の問題である。もし入場者数全員(248人)が大人であったと仮定すると、 入場料の合計金額は、400(円)×248=99200(円)となる。
しかし、実際は、82400円であった。実際の入場料合計は、99200-82400=16800(円)安くなっている。 これは、大人と子供の入場料の差額400-250=150(円)がこの差を生み出しているということである。
「大人よりも150円安い子供が何人いるから、16800円安くなるのか」を考えればよい。
16800÷150=112(人) ・・・子供の人数。
よって、大人は、248-112=136(人) ・・・大人の人数