マスメロディーの執筆者紹介

吾輩 【氏名】名前はまだ無い
【年齢】頓と見当もつかぬ
【生誕地】何でも薄暗いじめじめしたところで、ニャーニャー泣いていたことだけは記憶している。
【好きな猫】主人が弾く洋琴の調律師さんのとこの白猫。
【苦手なもの】お雑煮の餅。その昔、主人の居ぬ間に雑煮を失敬しようと試みたが、歯にひっかかりそれはそれは酷い目にあった。

【主人について】 明治期の主人は教師であったが、平成の世の現在の主人は、情報技術者だそうな。 簡単に云えば、近代的演算処理装置の技術者だということだ。 なんでも世界広域情報網と呼ばれる人工的な情報空間の中に、絵画的処理を施した閲覧頁を作る事などを仕事にしているそうな。 特に、世界広域情報網の節に設置された各種用役提供装置に対し、人間の思い描く処理を命令として記述し伝達する技術には優れているらしい。

明治期の主人と似ている処と云えば、胃弱な上に神経質である事だろう。 こだわる事が出てきたときには、神経質なくらい細部にまでこだわろうとする。厄介な物である。

元来、人より勝れてできることはない主人であるが、興味のあることには、 幅広く手を出そうとする。最近は、洋琴やら数学、物理などに熱心だ。 酔狂なことに日々洋琴に向かい、なにやらポロンポロンと音を奏でて居るが、気の毒な事に、 どれもこれも物になっておらん。現在、御世話になっている洋琴の先生が主催される 発表会で、肖邦が作曲した波蘭風舞曲二番を弾こうと躍起になっているそうだが、 大恥をかいて吾輩までとばっちりがこないことを切に願う。